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伝統野菜は栄養価も高い

最近スーパーで「伝統野菜」ってよく見かけますね。関西では、京都の壬生菜、聖護院かぶら、堀川ごぼうなどが、「京野菜」ブランドとして確立されていましたが、最近は泉州なすをはじめとする「なにわ野菜」も健闘しています。

伝統野菜は、独特の風味だけでなく、ビタミン、ミネラル等の栄養価が高いことでも知られていますが、「生物的抗変異作用」の高さにも注目されているそうです。京都府立大学の中村氏によると、例えば誰でも遺伝子の尊称はからだの中で起こっているけれど、本来DNAによって修復すされます。ところが一部は残ってしまいやがて癌細胞になることがあるのです。「生物的抗変異作用」とは、この修復能力を高める働きのことを言います。京野菜は、この作用が一般の野菜よりも高いのです。(参考/暮しと健康2月号)

伝統野菜は、もともとはそれぞれの地域に独特のものがあったもの。例えば、泉州なすを関東の土地で育てても、決して泉州なすのようにはならずふつうのなすになってしまうとか。まさに人と同じで「身土不二」。その土地の気候風土によって独特の味や香り、色がうまれるのです。

確かに伝統野菜が見直されて流通するのはよいことだし、おいしくて健康にもよければすばらしいことです。たまにはおいしく珍しい野菜も食べてみたい。でも、今のように流通が発達していると、少し歪んだ現象も・・・。

例えば、カラダによいからと人気のゴーヤーが冬でも売られていますが、暑い時期、暑い土地で食べてこその健康作用ではないかと思います。こんな寒い時は、南国の野菜や果物は、カラダを冷やしてしまいます。健康効果も、地産地消に本来の意味があるのです。「伝統野菜」を単なる健康ブームで、ファッション的にだけは売ってはほしくないなと思います。