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火山灰にまみれた白菜はどうなるの?

浅間山の噴火、びつくりしましたね。私も高校時代の修学旅行で鬼押出しに行った覚えがあります。今回は、溶岩による被害はないものの、火山灰による農作物の痛手は大きいようです。

なんでも1783年の浅間山噴火の時には、火山灰により日本で冷害による飢饉がおきただけでなく、火山灰が偏西風にのってヨーロッパにも舞い、冷害などをおこし、フランス革命の引き金になったといいます。ちょっとびっくりですね。

遠い地域の出来事は、どうしても他人事になりがちですが、地球上はつながっているのですから、すべてのことが周りまわって自分にかえるということですね。

今回はそこまでの影響はないようですが・・・。

火山灰が農作物にかかり、その後雨がふることで、白菜などの葉っぱの中に入り込んでしまっています。出荷するとなると、外側の葉っぱをかなりはずして灰を洗わなければなりません。

すると人手もかかるし人件費もかかる、白菜が小さくなるので商品価値も下がる・・・。ということで農作物の被害はざっと9000万円と見積もられるとか。

私は、そんなニュースを見て思いました。灰に毒性があるのなら、出荷できないのもしかたありません。でも毒性がなく食べられるものであれば、購入した消費者が自分で洗えばいいんじゃないの?

  

形がととのっていなければ、きれいでなければ商品価値がない、というのは、物流や流通の人の都合です。またそれを求めてきた私たち消費者にも責任はあります。でも、こんなことで、食べられる農作物が廃棄されるような、罰当たりな行為が許されてはいけないと思います。

でもちょっとうれしいニュースも・・・
浅間山の噴火で降灰被害を受けたキャベツ農家を支援しようと、群馬県高崎市の高崎高島屋が灰のついたキャベツの支援セールを始めました。被災農家から直接仕入れ、ほぼ原価並みで販売したそうです。

購入者も、「洗って灰を落とせば十分」の声が多く、準備した1000個は約3時間で売り切れたとか。

消費者は、もう目に見える美しさばかりにこだわっていません。もっと安全性や品質のほうが大事だという意識が高まっています。流通の業界も認識をあらためてもらって、このような支援をどんどん広げたいですね。