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バイオダイナミック農法に興味津々new(2002.10.1)

エコロジーのサイトで目にした「バイオダイナミック農法」という言葉。「バイオ」とは生命、「ダイナミック」は力学のという意味ですから「生命力学農法」とでも言えばよいのでしょうか。有機農法の進んだ形として、今世界で注目されているそうです。

たどっていくと、シュタイナー教育やオイリュトミーなどの芸術で知られるルドルフ・シュタイナーの提唱した農業でした。シュタイナ−は地球を取り巻く宇宙環境がどのように影響しているかを説き、それを教育や芸術、農業などの知識にどう活用したらよいかを示した哲学者です。

なのでこのバイオダイナミック農法では、

●特別な堆肥と調合剤を使用することにより理想的な土の状態を作り上げる。
●天体からの力と地球からの力を利用し、種を蒔くのも作物を収穫するのも天体の運行(太陽と星座と月の位置関係)によって日が決められる。   ●調合剤は、堆肥の中に入れたり、畑に散布することで、天体からの作用を受けやすくするためのものです。噴霧剤である牛角糞や牛角礫石、また、堆肥は化学肥料、農薬を使用せず、カミリエ、ノコギリソウ、イラクサ、タンポポなどの由来の堆肥を使用。

これにより、農地がバランスのとれた独立有機生命体になるそうです。

簡単にいうと宇宙や自然のリズム(波長)を共鳴できる農法と言えるかな(あまり簡単でもないかな????)。もともと人間も(現代人は別として)もっと自然や宇宙のエネルギー(気)を感じながら生きてきた動物だと思います。科学技術が発達するにつれ、大切なセンサーがさびついているのでしょう。

私の興味をひいたのは、宇宙の言葉「気」を生み出した陰陽発想の東洋人ならともかく、西洋人でこのような発想を持つ人がいたのだということです。例えば、雑草という概念もないのです。麦を植えた土は、(通常雑草と呼ばれる)他の植物が生えることにより、ミネラルなどのバランスを調整しているのだそうです。近代農法なら、作物と雑草にはっきり分かれ、いらないものは即排除ですものね。

現在は米国、オ−ストラリア、インドなどヨ−ロッパ以外でも定着しつつあそうで、コーヒーやワインなどを目にすることができます。海外ではバイオダイナミック農業は有機農業の最高峰であり、バイオダイナミック農産物は通常の有機農産物よりも高品質で、しかも高い生命力をもっていると認知されています。

日本でも九州や北海道のグループが活動し始めたと聞きました。環境汚染や食品汚染が広がる中で、バイオダイナミック初めとする有機農業波が広がることで、大地の力が蘇ることを祈ります。早く何か食べてみたい・・・。