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気になる騒動からあれこれ

ここしばらく続いている一連の食中毒や異物混入の騒動。毎日のように、どこかの食品メーカーの名前が、新聞やテレビに登場します。1つ問題が起きると、敏感になって、私たち消費者も気をつけるし、メーカーもすぐ回収・情報公開するので、連日の大騒ぎ。こういう問題は、今だけ起きているのではなく、前からきっと起きていたんでしょうね。私たち食べる人と作る人とが、顔の見えない希薄な関係だと、こうも物づくりはいいかげんになってしまうのかと、痛感します。でも、一部の人の職務怠慢や誠意のなさで、一生懸命仕事をしてきた関連の人たちまで、仕事をなくしたりするのは本当に気の毒ですよね。

話はそれますけど、私たちの抵抗力とか免疫力の低下も感じます(これは今回の食中毒とは別の問題ですけど)。母たちの世代は、お米に虫がついても、もったいないから日干して食べたそうです(私も虫がつくと、ちょっと食べるのに抵抗あります。つかないように、にんにくとかたかのつめを入れたり、冷蔵庫で保存してるけど)。今までは、気がつかずに食べていて、免疫力があったから多少のことはなんともなくきたのかもしれません。

「へんかも、へんかも」と神経質になって食べていると、大丈夫なものまで、変に感じることもあるし。人間って気持ちしだいのところがあるから、最近の若い人たちの潔癖性なんかは、ちょっと気になります。無菌・無味無臭とかにこだわり過ぎる。ヒトも生きてるかぎり、虫や菌とも共生してるわけだし。回虫が減って、アトピーが増えたという話がある位で、そこそこ虫とか菌との生態バランスが大切らしいです。私も、結婚する前は、虫が嫌いだったけど、有機野菜のことを知るうちに、すべての命は、互いに生かし生かされていると知らされ、キャベツの中の青虫くんにも、悲鳴をあげず、分け合おうねって、て思えるようになりました。

それから昔の人は、もっと動物的なセンサーが発達していて、食べてよいもの、食べてはいけないものを感知できたんだと思います。賞味期限などの情報に頼り過ぎたり、無味無臭に固執すぎると、そういうセンサーがさびついちゃうんじゃないかと、ちょっと心配です。