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輸送エネルギーを算出フードマイレージ(2003.8.20)

カロリーベースでは、食糧の約4割りしか自給できていない日本。私たち消費者の食卓に食べ物が届くまでに、いったいどれだけの輸送エネルギーが使われているか、量と輸送距離をかけ合わせて算出する「フードマイレージ」という指標が、94年にイギリスで考案されたそうです。数値が高いほど、食品を入手するためにたくさんのエネルギーを使っていることになります。

農林水産省の研究によると、欧米や韓国5カ国と日本を比べて見ると、日本の全輸入食糧のフードマイレージは、9002億トン・キロメートル。他の国と3〜8倍も多いのです。韓国も、日本同様国土が狭いので、数値は日本の95%と高いのですが、国土が広くて自給率も高く輸入相手との距離が近い欧米は、日本の15〜45%です。

日本のフードマイレージの約7割は、穀類と大豆。輸入品を国内で輸送する手段は、トラックが大半で、船や鉄道と比べて二酸化炭素の排出が約9倍にもなります。

スローフードが注目され、「地産地消」がよく言われるようになりましたが、文化的な側面だけでなく、エネルギーの無駄遣い、環境への負荷を考えても、国内の、それも自分の住んでいるところに近いものを食べることがよいというのはよくわかりますよね。